EMP 2005 2 16
「北朝鮮には、核ミサイルなどの運搬手段がないから、
核保有宣言しても、あわてる必要はない、静観すべきだ」と考える人がいるでしょう。
しかし、核兵器の使い方には、別の使い方があるのです。
それは、EMPという手法です。
核爆発が起きると、膨大な量の電磁波が発生します。
これが、地下なら問題ないでしょうが、地上では問題があります。
この膨大な量の電磁波によって、コンピュータ類は、死滅します。
そういうわけで、韓国との国境付近で、
核兵器を、空中爆発させれば、韓国のコンピュータは全滅です。
北朝鮮は、ハイテクではなく、ローテクの国ですから、特に影響はないでしょう。
核兵器をミサイルに搭載し、相手国に打ち込むというのは、固定観念です。
ミサイルがなくても、EMPという手法があるのです。
週刊誌から from weekly magazine 2004 6 2
ニューズウィーク日本版 2004 6.9
「『寸借外交』のしたたかさ」
「北朝鮮 経済再建に必要な援助を得るため『いい子』を演じはじめた金正日」
「昨年4月、北朝鮮は、核兵器保有を宣言して、中国を震え上がらせた。」
「もし事実と確認されれば、アメリカは、
中国の玄関先の北朝鮮に対して先制攻撃を行う可能性もあった。」
おそらく、「いい子」外交をしても、
遅かれ早かれ、北朝鮮は、行き詰まると思います。
やがて、残された切り札は、核兵器と弾道ミサイルだけになるでしょう。
北朝鮮の技術では、核兵器を弾道ミサイルに搭載して、
日本列島を狙うのは困難であると言う人がいます。
だから、あわてる必要はないと考えるかもしれません。
しかし、そういう人は、おそらく、のんきな人でしょう。
EMP。
何も、核兵器を搭載した弾道ミサイルが、日本に届かなくても問題ないのです。
核兵器を、高空で爆発させれば、膨大な量の電磁波が発生します。
これで、すべてのコンピューターは、死滅します。
日本や韓国は、大きな打撃を受けるでしょうが、
北朝鮮は、軽微な被害で済むでしょう。
何しろ、北朝鮮には、コンピューターが少ないから。